先日、いつもお世話になっているゲゲゲの町の助産師会の主催で、調布市文化会館にて「親子で気軽にできる楽しい体幹トレーニング教室」を開催いたしました。
基本的に歩くようになった子どもとママ・パパ向けの内容だったのですが、こちらの予想以上に子どもたちが盛り上がりまくりで、おかあさんといっしょの体操のお兄さんになったような錯覚を起こしてしまいました(笑)。
当日の様子を簡単にご紹介させていただきます。
全部で8家族、合計20名の参加だったんですが、土曜日の開催ということでパパの参加も4名と多く、楽しく盛り上がりました。
子どもたちはすぐにでも遊びたい!身体を動かしたい!とやる気満々なのですが、最初の30分はママパパ向けのお勉強タイム。
配布資料をもとに「子どもの運動能力ってどんなふうに伸びていくの?」「神経系の発達とは?」「体幹のトレーニングとは?」などの内容を説明させていただきました。
スキャモンの発達曲線の話から始まり、運動能力の中で神経系に大きく関わる部分である平衡性、敏捷性、協応性を遊びの中で刺激していくことの重要性や、それを可能にするための体幹の安定性など…話は尽きなかったのですが、子どもたちはもう限界ですよね(笑)。
お話しは30分で切り上げて、さっそく実技(親子遊びタイム)のスタートです!
まずは親子でスキンシップをとりながらの飛行機ポーズから始まって…
足じゃんけん。ママパパの筋トレにもなります(笑)。
こんな感じで親子で協力してボールを運ぶ遊びや…
今度は同じボールでも上に乗ってバランスをとる遊び。平衡性のトレーニングとして最適です。
今度は協力してタオルにボールを乗せて落とさないように運んでみたり。
布をひらひらさせたり、回してみたり。今回はシフォン布という薄手で柔らかく、肌ざわりの良い布を使いました。触覚や視覚の適度な刺激にもなります。
意外といちばん子どもたちが熱心に取り組んでいたのが、このスーパーボールすくい。手の巧緻性や、協応性を高める遊びです。
お箸を使ってみたり、コップではなくお皿からお皿に移するようにするなど、お子さんによって少しづつ設定を変えるのがポイントです。
この真剣な表情。すごい集中力!
これはブレてますが、お手玉を使った玉入れ遊びですね。なかなか白熱しております。この後かごが高すぎるということで、子どもたちに引きずりおろされました(笑)
ということでご紹介した内容はごく一部ですが、なんとなく雰囲気はわかっていただけたのではないでしょうか。
実際の講座では遊び方の説明だけでなく、
「この遊びを通してどんな能力の発達が期待できるのか」
「うまくできない場合、難易度をどのように設定すればいいのか」
など、リハビリテーションの専門職としての立場からいろいろなお話をさせていただきました。
後半ではお茶を飲みながら、お子さんの身体や運動に関して普段からママ・パパが悩んでいることや、疑問に思っていることを個別相談という形でお話する時間を設けました。
昔と比べて子どもが外でのびのびと遊びまわる機会が減っている分、親子で遊びの中で身体を動かしていくことはとても重要です。
当講座がそういった親子の関わりのきっかけになってくれると幸いです!
嬉しいことに今回の講座はご好評いただきすぐに満員になってしまいましたので、参加できなかった方も多かったようです。
そんな皆さんに朗報です!
今回と同様のテーマの講座
「親子で気軽にできる楽しい体幹トレーニング教室」が8月18日に開催決定しました!
場所は三鷹芸術センターで行います。広々とした会場ですので、今回以上に親子でのびのびと身体を動かせると思いますよ。
先着順ですので、是非早めのお申し込みをお願いします!お申し込みは下記リンク先の一番下にある「理学療法士パパが伝える!親子で気軽にできる楽しい体幹トレーニング教室」からどうぞ。
親子遊びや子どもの運動機能の発達については、当ブログでもいろいろ発信していく予定ですので、今後ともご期待くださいね。それではまた!